明代の香合は、思わず手を取りたくなる、このうえなく愛らしい作品です。 めずらしい朱色と黄色のグリ彫りの積層の美しさがコロンと丸い形と相まって奥行きのある世界を見せています。 当時の人々も手に取り、いつくしんだのではないでしょうか。 その「屈輪彫り」の魅力である、時を超えても変わらない愛らしさを、お祝い事にふさわしい日本の花で極小のペンダントの中にギュッと詰め込みました。 身に着けていただくことで、その「愛らしさ」を感じてください。
屈輪香合 明(中国) 漆