桐箱
日本では古くから着物、医薬品、書物など、大切に保管したいものを代々桐箱に納め守ってきました。大気中の水分を取り込んだり放出したりする特性があるため、内部の湿度が一定に保たれ、特に湿気を嫌う物の保管に適しています。リングが変色しにくい性質があります。見た目が美しいだけでなく、素晴らしい機能性を持ち合わせています。
桐箱の内側には杢目金屋代表高橋正樹の銘「正樹」を押印しております。
真田紐
桐箱にかける紐は「真田紐(さなだひも)」という国産の紐を使用しています。正絹袋織(しょうけんふくろおり)という織り方で筒状に織られており、手で引っ張っても切っても切れないという縁起物です。戦国時代に千利休がその利便性を認めて、茶の道具を納める桐箱に用いるようになって以来、貴重なものを納める際に広く使用されるようになりました。
京友禅(中敷き)
京友禅とは、江戸時代前期に宮崎友禅斎という扇絵師が考案した染織品であり、京都で発展し生産されてきた伝統ある模様染めのことです。色彩豊かな染料を使い、絵画的に四季折々の自然や伝統文化が表現される模様が京友禅の魅力といえます。杢目金屋の結婚指輪のデザインにゆかりのある「桜」の模様を使用しています。